Challenge Open Governance 2020(チャレンジオープンガバナンス:以下COG)最終公開審査が下記日程で行われました。
(参加メンバー:森、田(Online)、武、今、中、優、川)
私たちCode for SUSONOは、ミニプレゼン・セミファイナリストに選出され、成果発表の機会をもらいました。
- オンライン開催(ZOOM発表、FacebookLiveでの配信)
- 2021年2月28日 13:30〜18:00
COGとは
COGは2016年からスタートし、地域(自治体)から提起された課題に対して、地域住民が解決のアイデアを出し、そのアイデアを評価するコンテストです。解決アイデアは取組を進める主体(地域住民)と自治体が連携して、地域にあるデータ等を活用してアイデアを作り上げていきます。では、このコンテストの中心にある「ガバナンス」とは何でしょうか?
ガバナンスとは?
ガバナンスにも色々な種類・意味合いがあるようですが、COGでいうガバナンスは、コーポレートガバナンス(経営を管理監督する仕組み)ではなく、オープンガバナンス(市民と行政の新たな協働)を指しています。
私たちは、解釈として自治体視線の「協治」の考え方を指していると考えています。この考え方が墨田区のWEBサイトでガイドブックとしてまとまっていたのでリンクを貼ります。
「区民、地域団体、NPO、企業、区など多様な主体が、それぞれ果たすべき責任と役割を自覚しながら、ともに考え、行動することで、地域の課題の解決を図ろうという社会のあり方」
引用元:墨田区WEBサイト
この考え方のもと、「COGに提出された自治体が提起した課題が“本当に地域の課題なのか” 」という視点も絡めながら、取り組み主体(地域住民)が自治体と連携しながら解決“アイデアを考えて行くこととなります。
奥村裕一先生((一社)オープン・ガバナンス・ネットワーク代表理事)がまとめた取り組みの考え方(視点)によると、COGの取り組には3つのDが鍵になるとされています。
- 「Data」・・・データの活用
- 「Design」・・・デザイン思考
- 「Digital」・・・デジタル技術
Code for SUSONOとCOG
Code for SUSONOでは、この3つのDを次のようにかみ砕いています。「本当に地域の課題なのか」という部分を裏付けるのがデータであり、合意形成をすることがデザインであり、効率や可用性を上げるのがデジタルである。
つまり、COGにおける問題提起が単に「既存のサービスや既存の取り組みへ紐づけること」となってはいけない。「問題を明確にとらえ、根本から解決することが必要」だと考えているので、あくまで地域課題が提出されてから(もしくは問題提起の相談を受けてから)着手することにしています。
そもそもCode for SUSONOは、このCOGの取り組みからうまれた団体です。裾野市は長らくCOGへの課題設定をしていますが、実は2018年に提出された地域課題に応えようとしたメンバーが集まり、継続的に活動を始めたのがCode for SUSONOの始まりです。
COGは我々の生みの親であり、そして、Codefor SUSONOの歩みはCOGがもたらした成果の1つです。そんな我々もCOGでは、 過去2 年間ファイナリストとなり本選でプレゼンをさせてもらいました。
結果発表
そして本年度は!
セミファイナリスト!ということで、本選には出ることは叶いません でした。
そしてセミファイナリストの中でも、視聴者投票による金銀銅賞があるのですが、今年はどの賞にも選ばれませんでした。回を重ねる毎に、全国的にアイデアの熟度 が上がってきているのでしょう。我々の活動は全国のみなさんの熱のこもった取り組みに今一歩及びませんでした。
本年の我々の発表資料はこちら!Slide Shareにアップしました。
賞こそ 逃しましたが、この取り組みがまさにオープンガバナンスであると、私たちは自負しています。結果には 悔いはありますが、集大成として悔いはありません! 私たちは次の目標に向かって歩みを進めていきます。
今後とも 私たち Code for SUSONOにご期待ください。